前田内科医院は、内科診療全般を取り扱うホームドクター(かかりつけ医)です。院長は日本内科学会認定の総合内科専門医であり、内科の全分野(消化器、循環器、内分泌・代謝、腎臓、呼吸器、血液、神経、アレルギー・自己免疫性疾患、感染症の9分野)での研修を修了しています。
「症状があるのに何科を受診してよいかわからない」といった方のためにプライマリーケア(初期診療)を行っておりますので、日常生活での、ちょっとした体の違和感や不調を感じられる時や、急な発熱、頭痛、下痢などの症状がおありのときは、お気軽にご相談ください。
また、専門性の高い検査や治療が必要な場合、手術や入院が必要と判断される場合は、患者様と相談しながら、高次医療機関を紹介させていただきます。
風邪とインフルエンザは症状が似ていますが、症状の強さと感染力に違いがあります。
風邪とは、特定の病気を指す正式な病名ではありません。
異なった病原体(多くはウィルス)が喉や鼻などに取りついて起こるさまざまな症状の総称です。
急に体が冷えると、喉や鼻の粘膜が寒さに刺激されてくしゃみが出ます。
この場合、症状はすぐに治まることも多く、熱が出ることもあまりありません。 たいていは自然に治癒していきます。
しかしその結果、粘膜が炎症を起こすと、病原体が取りつきやすくなるので、風邪を誘引することになります。
風邪の場合、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、喉の痛みといった局所症状は比較的軽く、普通は3日以内、長くても1週間程度で治まります。熱はないか、発熱しても37~38℃程度が一般的です。
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされる病気です。
風邪と症状が異なり、喉の強い痛み、咳などの呼吸器の症状とともに、38℃以上の高い発熱、ひどい倦怠感や筋肉痛、関節痛といった全身症状が顕著に表れます。
また、お子さまではまれに急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している方では肺炎を伴うなど重症化する場合もあります。
インフルエンザにかかると、しばらくウイルスを排出するようになります。
インフルエンザにかかってしまったら外出を控え、やむをえず外出するときはマスクを付けるなどして、ウイルスを広めないようにしましょう。
インフルエンザは、通常の風邪よりも伝染力が高いので、流行期(だいたい11月~翌年3月頃)の前に、出来るだけ早めにワクチン接種を受けることお勧めいたします。
インフルエンザにかかったかなと思ったら、まずは当院までご連絡ください。
血圧が高い、コレステロールや中性脂肪が高い、糖尿病と言われた、などの慢性疾患は長く付き合わなければならない病気です。治療をおろそかにすると将来、脳卒中、心筋梗塞、腎不全などをきたす危険性があります。
これらの慢性疾患は「治す」というより「コントロール」する病気です。良い状態にコントロールされていれば将来の怖い病気をある程度防ぐことが可能になります。